雨どい交換・修理が大切な理由
投稿日:2019.12.21 更新日:2024.2.21
雨樋は屋根から流れてくる雨水を排水するための大事な設備です。
現在、住宅に多く普及しているのは塩化ビニール製の雨樋でして、耐用年数が20年程度となっています。
ただし、耐用年数どおりに保つことは稀でして、その間にいろいろな不具合が起きます。
正常に雨樋を機能させるためには、定期的なメンテナンスが必要となってきます。
本記事では雨樋交換や修理が大切な理由について解説したいと思います。
目次
【雨樋とは?不具合が起きているとどうなる?】
冒頭でもお伝えしたように、雨樋は雨が降った時に滞りなく排水するための設備です。
元々の雨樋が持つ役割は、生活に必要な水を集めるための設備だったようでして、竹や木材が使われていました。
現在では塩化ビニールの雨樋が一般的になり、屋根から流れてくる雨水は雨樋を通り雨水管へと排水されます。
【雨樋の種類】
雨樋の素材は塩化ビニール以外にもあります。
【雨樋の素材】
・銅
・ガルバリウム
・アルミニウム
・塩化ビニール
また、形状も種類があり、軒樋には「角型」と「半丸型」、縦樋には「角型」と「丸型」があります。
部材は複数の部材で構成されており、詳しいことは今回割愛させていただきますが、「軒樋」「縦樋」「集水器」の3つが主な部材となっております。
雨樋の部材名についてはこちらの「雨どいの役割と各部位の名称」をご覧ください。
【雨樋に不具合が起きることで発生する問題】
雨樋の役割を見ても、うまく機能されていなければ降っている雨が滞りなく処理できなくなるのは目に見えています。
それでは雨水が排水できなくなるとどうなるのか、もう少し具体的に見ていきます。
まず、今まで屋根から流れてくる雨水を軒樋が受けていましたが、それができなくなり、大量の水が滝のように落ちてきます。
一般的に地面から軒先まで高さが7mほどありますので、落下してきた水のはね具合も相当なもの。
地面を抉ったり、外壁や基礎を汚したりして美観性の低下、劣化を早めるなどの問題が起こります。
もう一つは、騒音です。
高いところから落ちてくる水は、地面を強く打ち付けて大きな音を立てます。
雨樋からの水漏れが近所トラブルを招く恐れがあり、ご自身のお家だけでなく、近隣の方にも影響があるということに気をつけなければなりません。
【起きやすい不具合と修理方法】
現在一般的に使われている塩化ビニールの雨樋は耐用年数が20年程度となっていますが、耐用年数を迎えるまではいろいろな不具合が発生します。
ですから、状態に応じて適切な修理を行なっていくことが大切です。
ここではよく発生する雨樋の不具合と修理についてお伝えします。
【雨樋にゴミが溜まり、水が流れなくなる】
軒樋や集水器は、その形状から落ち葉や枝、砂埃などゴミが入って中で溜まってしまうことがあります。
立地や環境に影響されますが、林や公園など樹木が多いところだとゴミを溜めやすいので注意が必要です。
雨樋の中にゴミが溜まると水の流れが滞り、雨樋から水が溢れてきてしまいます。
また、溜まったゴミの重みにより雨樋が傾いたり、落下してしまったりする可能性もあります。
雨樋の形状からどうしてもゴミが入ってしまいますが、定期的に清掃することで水が詰まるようなことは回避できます。
細かい砂は防げませんが、落ち葉が入るのを防ぐ「落ち葉よけネット」というのもありますので、落ち葉が溜まりやすい場合は、こちらの導入をご検討してみてもいいでしょう。
【雨樋の歪みや破損】
経年劣化すると雨樋に歪みが生じ、固定する金具も強度が落ちて勾配(傾斜)がずれてきます。
部分的な歪みなら不具合を起こしている範囲だけ部分修理することが可能です。
一つ気をつけることは、現在設置されている雨樋が生産停止になり、部材を調達できないことです。
代替え品もない場合は、部分的に交換できませんので、雨樋をすべて交換する必要があります。
部材が保管されている期間は10年が目安です。
ベストセラー品なら代替えできる場合がありますので、長期的に使用していきたい場合は、ベストセラー品を利用することをおすすめします。
雨樋の劣化症状や修理についてはこちらの「雨どい、こんな症状が出たら要注意!修理費用の相場もご紹介」をご覧ください。
【雨樋交換・修理が必要な理由】
現在の建物に雨樋は欠かせない設備です。
新築当初からある設備なので、あって当然と深くその重要性を気にしたことがないかもしれません。
ですが、もし雨樋がなかったら建物の老朽化を早めるだけでなく、落下してくる水が騒音になり、近所トラブルを招く恐れがありますので、状態には気をつけておきましょう。
大和工業は無料で建物診断を実施しております。
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