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瓦屋根・漆喰補修が大切な理由

投稿日:2019.12.15 更新日:2024.3.27

瓦屋根には漆喰が塗られています。

耐用年数が長く頑丈な瓦でも漆喰のところは定期的にメンテナンスが必要ですので、定期的に点検とメンテナンスを行いください。

こちらでは瓦屋根の漆喰工事が大切な理由をお伝えしたいと思います。

 

【瓦屋根と漆喰について】

瓦屋根・漆喰補修が大切な理由

瓦は住宅だけでなく、神社仏閣にも使われている日本にって最もポピュラーな屋根材かと思います。

そんな瓦ですが、現在の住宅では地震のことを意識してスレートや金属屋根などの軽量な屋根材を積極的に採用するようになりました。

 

瓦を採用する住宅は少なくなりましたが、それでも築年数の長いお家や和風住宅にはまだまだ瓦を見る機会が多くあります。

瓦を製造するメーカーも技術向上により、従来の瓦よりも軽量化を実現したものも登場しております。

 

瓦屋根・漆喰補修が大切な理由

瓦の耐用年数は50年以上とされており、現在普及するどの屋根材よりも抜群な耐久性を誇ります。

瓦はメンテナンスフリーと思われがちですが、まったくメンテナンスをしなくてもいいというわけではありません。

 

瓦屋根のメンテナンスでよく行われるのが「漆喰の塗り直し」です。

漆喰は消石灰(水酸化カルシウム)を原料とする塗材でして、屋根以外にも塀や外壁、内装の壁などにも使われています。

 

【瓦屋根での漆喰の役割】

瓦屋根・漆喰補修が大切な理由

瓦屋根に塗られている漆喰は、「雨水の侵入を防ぐこと」「瓦を接着させること」の役割を担います。

漆喰がないと瓦の土台となる葺き土が雨にさらされて流されてしまうため、その葺き土を覆うように漆喰が塗られています。

 

また、屋根は風などの影響で動きがあり、ズレや歪みが生じます。

漆喰はこれらの動きに耐えられるようにしっかりと瓦を固定する接着剤のような役割も果たしています。

漆喰が塗られているところは、棟部面戸(屋根瓦とのし瓦の間にできる隙間のこと)です。

 

【漆喰の耐用年数と劣化症状】

瓦屋根・漆喰補修が大切な理由

頑丈な瓦とは違い、漆喰の耐用年数は20年程度となっておりますので、適切な時期にメンテナンスを行う必要があります。

漆喰が劣化するとこちらのような症状が出ます。

 

【漆喰の劣化症状】

・ひび割れ

・剥がれや欠け

・変色

・汚れの付着

・コケの発生

 

漆喰の劣化を放置しておくと次の項でお伝えする被害を招く恐れがありますので、しっかりと状態を保っておきたいところです。

それでは、漆喰を劣化したままにしておくとどうなるのかお伝えしてきます!

 

【瓦屋根の漆喰工事が大切な理由】

瓦屋根・漆喰補修が大切な理由

 

【雨水の侵入を防ぎ、雨漏りを起こさせない】

漆喰は雨水の侵入を防ぐ役割があることを前述しました。

漆喰が劣化すればひび割れや欠けなどを起こし、葺き土が外側に露出します。

 

葺き土は10mm程度の厚さで塗られており、漆喰が劣化していると葺き土が水に浸食されてしまいます。

長い間雨にさらされていれば、次第に葺き土が流されて雨漏りへと発展してしまいます。

 

雨漏りは建物への被害が甚大でして、寿命をグッと縮めてしまう大変に恐ろしいものです。

大切な建物を守っていくためには、雨漏りさせないことがとても重要ですから、雨漏りの原因をつくらないように注意しましょう。

 

雨漏りについてはこちらの「こんな症状が?屋根に登らなくてもわかる雨漏りのサイン」もご参考にしてください。

 

【瓦の崩落】

雨漏りの他に瓦の崩落も気をつけなければなりません。

葺き土や漆喰が劣化すると瓦の接着力が低下して瓦の崩落を招く可能性があります。

 

瓦の重さは約50 ~60kg/㎡、一枚あたり約3kgほどです。

重量のある瓦が落ちてきたら大変危険ですし、強風で風に飛ばされてしまう被害も発生しています。

ご自身のことだけでなく、近隣の方にも影響がありますので、被害がないように対策しておきましょう。

 

現在では建築基準法の告示基準が改正され、瓦の釘留めが義務化されました。

これは昨今の台風や地震による大きな被害を防ぐことを目的とされています。

昔の建物は、軒やケラバ、棟のみしか固定していません。

改正後はすべての瓦の固定が義務化されておりますので、未然に被害を防ぐためにも未工事でしたら、ぜひ工事していただくことをおすすめします。

 

 

【漆喰工事なら大和工業におまかせください!】

瓦屋根・漆喰補修が大切な理由

瓦屋根に塗られている漆喰は、雨仕舞いと瓦をしっかりと固定する接着剤の役割を担っています。

棟部や面戸に漆喰が塗られており、耐用年数は20年程度となっております。

 

ひび割れや欠けなどの劣化症状が発生していれば、漆喰の塗り替え時期となります。

屋根は高いところにあって劣化に気づきにくいですから、定期的に屋根点検の実施をおすすめします

 

大和工業は漆喰工事も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

面戸のところは、現在ではプラスチック製の面戸も登場しております。

 

お客様の建物の状態やご要望なども踏まえて最適な工事プランをご提案させて頂きますので、屋根工事のことでなにかお困りのことがございましたら、ぜひ大和工業におまかせください!

 

漆喰工事についてはこちらから

 

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