コーキング工事を行う目的と必要性、メンテナンスのタイミングを解説します!
投稿日:2022.11.27 更新日:2023.3.2

目次
外壁塗装ではコーキング工事も行うことが大事です。
コーキングと聞いて何のことかすぐにわかる方は少ないかと思います。
見積もりを見て「コーキング工事」という項目があっても、なんのことかわからないではいけませんから、コーキング工事とはどんな目的で行うのか、メンテナンスのタイミングなども知っておきましょう。
【コーキング工事とは?】
建物は土台や柱、梁などの骨組みに屋根材や外壁材、給気・排気口などの様々な部材が組み合わさって建てられています。一見すると隙間なく組まれているように見えますが、接合した部材は完全に密閉されているわけではなく、わずかに隙間ができています。
これでは隙間から風や雨が入ってきてしまいますよね。こういった欠陥を防ぐためにコーキングが用いられます。とくに現在の建物は気密性が求められていますので、メンテナンスは欠かせません。
コーキングは粘性のある充填材でして、隙間に充填して気密性と防水性を保ちます。硬化するとゴムのように弾力が出て、サイディングやALCなどの外壁パネルの緩衝材としても用いらています。
【コーキングとシーリングの違い】
コーキングのことをシーリングとも呼んでいます。同じ意味で二つの名前が使われていますので紛らわしく感じてしまうかもしれませんが、コーキングやシーリングという名前を見ましたら同じ意味で使われていると思っていただいて大丈夫です。
JIS規定にある接着剤名にはシーリングと油性コーキング(現在では廃止)があり、昔に普及していた油性コーキングの名残というのもあります。
また、シーラント、コーク、コーキングなどメーカーによって商品名も違います。内装用や外装用などの違いはありますが、同じ充填材で用途は一緒です。
【コーキング工事は下地処理や劣化補修のタイミングで行います】
コーキング工事は以下のタイミングで行います。
【コーキング工事を行うタイミング】
1:足場設置
2:高圧洗浄
3:養生
4:劣化補修(コーキング工事)
5:下地調整
6:塗装開始(下塗り〜中塗り〜上塗り)
7:最終確認
8:足場撤去〜工事完了
コーキング工事は劣化補修の工程で塗装前に行います。
施工内容は劣化したコーキングの打ち替え(または増し打ち)でして、以下の箇所に行います。
【コーキング工事を行う場所】
・外壁の目地
・開口部
・部材の継ぎ目や取り合い部
・外壁のクラック補修
・配管の引き込み部
コーキングは内装にも使われており、浴室や洗面所、キッチンなどの水回りに施工されています。内装の場合はカビが生えやすいため、防カビ入りのコーキングを使うのが一般的です。
コーキングが劣化すると防水性が落ちて建物の状態を悪くしてしまいます。それでは次にコーキングが劣化するとどうなるか、耐用年数などをお伝えします。
【コーキングが劣化しているとどうなる?】
前述したとおり、コーキングは建物の気密性や防水性を保つために充填されています。劣化するとこういった性能が保たれなくなり、密閉されていたのが次第に隙間をつくり、風や雨などが侵入しやすくなります。
一般的なコーキングの耐用年数は5〜10年ほどです。
劣化すると以下の症状が現れてきますので、メンテナンスのタイミングを逃さないようにしましょう。
【コーキングの劣化症状】
・ひび割れ
・破断
・変色
・硬化
・収縮による隙間
・剥離
など
コーキングは太陽の紫外線などが原因して経年劣化します。
東や南の方角に面しているところは、日差しにさらされる時間が長いため、他のところよりも早く劣化します。
耐用年数を迎えていなくても場所によっては、上記のような症状が先に出る可能性がありますので、普段からコーキングの状態を見ておくことが大切です。
劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」もご参考にしてください。
【コーキング工事は外壁塗装と一緒に行いましょう!】
コーキング工事は高所作業があるため、このタイミングで外壁塗装や屋根塗装なども行なっておきましょう。
足場は設置ごとに費用が掛かります。
コストを節約するのなら、できるだけ足場の設置回数を減らし、まとめて工事することです。
別々に工事すると、それだけ足場を設置することになり、メンテナンスのトータルコストが高くなります。
建物の維持に必要なメンテナンスは、一度だけでなく数年、十数年周期で行わなければなりません。
一回の工事代だけで考えないで、将来的に必要なメンテナンスも含めたトータルコストでメンテナンスの計画を立てましょう。
トータルコストの軽減につながれば、経済的な負担も少なくなります。
お得に工事ができる方法についてはこちらの「外壁塗装はセットでおトク」をご覧ください。
【高耐久シーリング オートンイクシードがおすすめ!】
一般的なコーキングは5〜10年ほどが耐用年数ですが、さらに耐久性を高めたコーキングも登場しております。
オートンイクシードは特殊高耐久ポリマーを配合した耐久性、耐候性に優れた長寿命コーキング材です。可塑剤は含まずに優れた柔軟性を実現し、経年による高質化を防ぎ、ひび割れなどを抑制します。
オートンイクシードの耐用年数は20〜30年と高い耐久性を発揮します。
耐用年数の長いコーキング材を使用すれば足場代の節約になりますので、これから工事をお考えの方は、ぜひオートンイクシードもご検討してみてください。
詳しくはこちらの「コーキングについて」をご覧ください。
大和工業は無料で建物診断を実施しております。診断ではお客様にも立ち会ってもらい、建物の状態や必要なメンテナンスについて丁寧にご説明をさせていただいております。診断後は、お客様のご要望を踏まえて最適な工事プランをご提案させていただきますので、これから工事をお考えの方はぜひご相談ください。
無料診断についてはこちらの「プロが見る無料診断」をご覧ください。
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