雨の日に外壁塗装しても大丈夫?
投稿日:2023.2.27 更新日:2023.3.2

外壁塗装は雨が降った日は基本的に工事できません。もし、雨の日に工事をしてしまうと、塗装が雨で流されたり、硬化不良を起こしたりと品質が落ちてしまいます。
しかし、雨が降っていても、すべての工程で工事ができないというわけではないことも大事なポイント。
外壁塗装は屋外工事ですから、どうしても天気に左右されることもあります。
本日は雨の日に外壁塗装はできるのか、工事できない気象条件とはなにか、などを解説いたします。
目次
【外壁塗装できない気象条件】
外壁塗装は季節関係なく、一年中できる工事です。しかし、どんな天候でも工事できるかというとそうではありません。
外壁塗装と季節についてはこちらの「屋根塗装に最適な季節とは?ふさわしくない季節はあるのか」をご覧ください。
工事が中止になる条件というと、まず真っ先に浮かぶのが雨です。外壁塗装は雨が降ってしまうと塗料が流れてしまったり、硬化不良を起こしたりします。
ですから、雨が降った日は基本的に工事が中止になります。
外壁塗装は雨の日だけでなく、他の気象条件でも工事の中止を検討しなければいけません。
工事が中止になってしまう気象条件とは以下のケースです。
【工事してはいけない気象条件】 |
・気温が5℃以下 ・湿気85%以上 ・強風が吹いている ・雨が降っている |
上記の気象条件に該当する場合は、工事を中止しなければなりません。
ただし、すべての工程ができないかというと、そうではありません。工程によってはできる作業もあります。
それでは可能な作業とはなんのか、次にご説明していきます。
【気象に左右されない作業とは?】
上述した気象条件に当てはまる場合は、塗装作業は基本的に中止です。しかし、塗装に影響しない工程なら気象に左右されずに作業できます。
気象に左右されないのが以下の工程です。
・足場設置
・高圧洗浄
「足場の設置」と「高圧洗浄」は雨や気温、湿気などに影響がないため作業可能です。ちょっとくらいの雨ならこれらの作業は進めてしまうことが多いです。
ただし、気象に左右されないとはいえ、安全を確保できない場合は作業を中止します。
作業を中止するケースは強風や豪雨のときです。
足元が不安定であったり、強風であおられる状態であったりすると大変に危険です。
高圧洗浄は足場の上での作業もありますので、天気が荒れているときは、危険なため作業を中止にします。
【雨の日に塗装をしないが基本!】
「足場の設置」と「高圧洗浄」のように気象に左右されない工程もありますが、塗装の品質に影響する工程は、全面的に中止します。
塗装の品質に関わる工程は「養生」「コーキング工事」「下地処理」「塗装(下塗り~中塗り~上塗り」です。
雨の日に塗装してしまうと塗料が流れ、雨に打たれたところはクレーターのようにまばらで美しくない仕上がりになります。
また、気温5℃以下、湿気85%以上、雨が降っているなどの気象条件だと塗装が乾燥不良を起こし、クラック、剥がれなどの施工不良を起こす恐れがあります。
塗装は10年ほどは保ちますが、施工不良を起こせば数ヶ月、数年で塗装はだめになってしまいます。
品質の高い塗装に仕上げてもらうためにも、最高の条件のもとで施工してもらうことが大切です。
【途中で雨が降ってしまったらどうする?】
現在の気象学上では、完璧に天気を予測することはできません。ですから、突然、雨が降ってくることもあります。
塗装業者は、雨が降ってしまうとせっかく施工したところが台無しになってしまうため、天気にはとても敏感なのですが、突発性の雨など予期していないことも起こります。
作業中に雨が降ってしまった場合は、雨が上がるまで待機し、塗装したところを確認して適切な処置をする必要があります(雨が上がりそうにない場合は後日に対応)。
作業途中で雨が降ると、塗装したところの除去や再塗装など手間が増えてしまいます。そのため、できるだけ天気予報はこまめにチェックして、少しでもリスクを減らす計画で施工することが大切なのです。
【工事はゆとりをもって計画!雨が続くと工期が遅延します】
外壁塗装は予め予定を決めて工事を進めていきます。しかし、雨が降ってしまうと作業を進めることができなくなってしまうため、数日間工事が中止になれば完了日にお引渡しができなくなってしまいます。
外壁塗装などの屋外工事は雨天により工事の遅延が発生してしまう可能性がありますので、ゆとりを持って工事を計画しましょう。
工事は予期しないこともつきものですので、工事の進捗がわかるように、工事前に工程表をもらっておきましょう。
外壁塗装工事の流れや期間についてはこちらの「外壁塗装工事の進捗状況がわかる!工事の流れと作業内容を解説」をご覧ください。
【工事が中止になるのはいつわかる?】
天気によって工事が中止になるとわかっていても、いつ工事が中止になるかわからないと予定も立てづらいかと思います。
工事は朝8時頃から始まりますので、工事が中止になる場合はその前に連絡があるかと思います。
工事中止の連絡は基本的に当日ですが、天気予報で明らかに雨が降るとわかっていれば事前に伝える可能性もあります。
少しでも工事が中止になるのか曖昧であったり、気になったりする場合は、業者に連絡して確認をとりましょう。
工期が延びてしまう原因についてはこちらの「外壁塗装にかかる期間は10〜14日間。各工程にかかる日数や工期が延びる原因を解説!」をご覧ください。
【雨の日でも中止にならない?外壁塗装は業者選びが大事!】
雨が降っている、強風で足場が揺れている、雪が降っているなどの悪天候の場合は、基本的に工事が中止になると思っていてください。
悪天候での工事は、塗装の品質を落としますので、できるかぎり避けるべきです。
信じられないかもしれませんが、業者の中には雨の日でも「大丈夫」と言って平気で工事を進めてしまう業者もいます。
工事を中止にするにしても、雨の日に工事を進めるにしても必ず理由があります。
もし、工事のことで気になったり、疑わしいことがあったりした場合は、業者から説明をもらって、納得した上で工事を任せましょう。
当社は無料で建物診断を行っております。外壁塗装をお考えの方はこちらの「プロが見る無料診断」をご覧ください。
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