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雨どいの役割と各部位の名称

投稿日:2019.2.20 更新日:2023.9.18

雨樋(あまどい)は屋根に流れる雨水を集め、地上の雨水管に排水するための設備です。

雨樋は屋根に取り付けてあるものや外壁に沿って取り付けてあるものなどがあります。

 

きっとすべての部材を雨樋と思われているかもしれません。

ですが、雨樋は複数の部材を接続して構成されており、その一つ一つの部材にはちゃんと名称があります。

 

雨樋はそれらの部材すべての総称です。

 

雨樋が壊れてしまったときに、「雨樋が壊れた」と伝えても、どこが壊れたのか分かりません。

ですが、部材の名称を知っておけば、どこのところが壊れてしまい、どんな部材を調達または修理すれば大丈夫かというのが分かります。

 

工事依頼する際に業者に要望を伝えやすくなりますので、ぜひ今回ご紹介する雨樋部材の名称と役割を押さえてお役に立ててくださいね!

 

【雨樋部材の名称と役割】

【軒樋(のきどい)】

雨どいの役割と各部位の名称

屋根の軒先に取り付けられた水平方向の雨どい。

屋根の上に降った雨水を集めます。

 

実は、特定の方向に勾配(傾斜)が付けられており、その方向に雨水を流すようになっています。

軒樋には「半丸型」と「角型」の2種類があり、現在は容量の多い「角型」が一般的です。

 

【竪樋・縦樋(たてどい)】

雨どいの役割と各部位の名称

垂直方向に取り付けられた雨どい。

外壁に取り付けてある控え金具(デンデンとも呼びます)に固定しています。

軒樋から流れてくる雨水を地上や下水へと導きます。

 

縦樋にも「丸型」と「角型」の2種類の形状があります。

縦樋は「丸型」が一般的です。

 

【集水器(しゅうすいき)・上合(じょうごう)】

雨どいの役割と各部位の名称

軒樋と縦樋を繋ぐ角状の部材を集水器(または上合)と呼びます。

屋根から流れてくる雨水は、軒樋で受けて集水器に向かって流れ、縦樋を通り地上の雨水管に排水されます。

集水器は装飾の役割もあり、飾りを施したものもあります。

 

雨樋の主要な部材は上記でご紹介した「軒樋」と「縦樋」「集水器」の3つです。

実は雨樋の部材はまだまだありますが、この3つを覚えておけば業者に伝えるときも苦労しません。

 

例えば縦樋に角度がついているところ(角度をつける部材は「エルボ」といいます)を直して欲しいときは、「縦樋に角度をつけているところが割れてしまった」と言えば伝わります。

 

工事は業者とのコミュニケーションも大事ですから、ぜひ「軒樋」と「縦樋」「集水器」の3つだけでも覚えておいてくださいね!

 

雨樋についてはこちらの「雨どい、こんな症状が出たら要注意!修理費用の相場もご紹介」もご覧ください!

 

【軒樋の近くある軒天井(のきてんじょう)】

雨どいの役割と各部位の名称

雨樋の部材と一緒に覚えておいていただきたいのが「軒天井」です。

こちらは雨樋部材ではありませんが、建物の大事な部材の一つですので、「軒天井」という部材があるということを覚えておいてくださいね!

 

軒天井は外壁から張り出している屋根の天井のことです。

ここは小屋裏(天井裏)につながっていますので、湿気が伝わってきます。

 

コケやカビが生えやすく、湿気によって軒天井が傷んでしまうため、塗装するときは透湿性のある塗料で塗装してあげると湿気対策になります。

 

また、軒天換気という部材もあります。

これは軒天井に換気口を設ける部材でして、小屋裏にこもる湿気や熱を外に排気することができます。

給気と排気の循環が改善するため、建物の老朽化を抑えることにつながります。

 

【もし雨樋が壊れてしまったらどうなる?】

軒樋や縦樋などは、吊り金具や控え金具などで固定されており、素材自体も優れた強度を持つため、そう早く交換しなければいけないということはないでしょう。

 

現在の戸建て住宅に採用されている塩ビ製の雨樋は、柔軟性に優れており、耐用年数も20年ほどと長寿命です。

しかし、まったく不具合が起きないかというとそうではありません。

 

雨や強風、雪、太陽の紫外線など外的なものに常にさらされている状態なため、ひどい状況にさらされたときは大きなダメージを負ってしまうことがあります。

 

屋根に積もった雪が滑り落ち、軒樋にのしかかり落としてしまう、このようなケースもあるのです(落雪事故を防ぐために、屋根に雪止めを取り付けることをおすすめしております)。

 

もし、雨樋が壊れてしまったらどうなるのかといいますと、以下の弊害を被ってしまうかもしれません。

 

・建物の劣化を早める

・屋根から滝のように水が落ちてきて泥はね、地面の抉れ、騒音などを起こす

・シロアリを寄せ付け、大きな被害を与える

・カビや苔が発生しやすくなる

 

被害が大きくなれば、その分だけ建物を修繕するのに多額の費用が掛かってしまいます。

あのときに雨樋を修理していたら……なんて後悔がないように、雨樋の異変を感じたら、早めにご相談ください。

 

大和工業は無料で建物診断を実施しております。

診断後は建物の状態をお伝え、お客様のご要望に沿って最適な工事プランをご提案いたします。

お住まいのことでお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

 

無料診断はこちらの「プロが見る無料診断」をご覧ください。

 

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