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外壁に欠かせない、シーリング工事とは?

投稿日:2019.3.20 更新日:2023.8.17

現在の戸建て住宅の外壁材の多くは「サイディング」が使用されています。サイディングを見ていただくと継ぎ目がありませんか?建物は隙間なく建てられているように見えますが、実は様々な隙間が存在しています。

 

当然ですが、隙間があいたままでは水が入ってしまいますし、空気の流入も多くなってしまいます。そこで登場するのがシーリングです。シーリングは建物にできる隙間を埋めることができ、この工事をシーリング工事といいます。
 

【シーリングの役割は2つ】
① 建物全体の防水性・機密性を高める役割
② 緩衝材としての役割
 
といった役割があります。
 

このシーリングも塗装と同様に経年劣化し、定期的にメンテナンスが必要です。これから外壁塗装をお考えの方は、ぜひシーリング工事も行っていただきたいですので、本記事でご紹介する内容を最後までご覧いただけますと幸いです。

 

【目地とシーリングの役割】

外壁に欠かせない、シーリング工事とは?

【目地の役割】

冒頭でもお伝えしましたが、戸建て住宅の外壁材の多くがサイディングボードを使用しています。また、同じボード型の外壁材にA LCパネルがあります。これらは非常に堅く、耐衝撃性、耐久性に優れていますが、隙間をあけずに突きつけて張ってしまうと外壁材が破損してしまいます。

 

どうして外壁材が破損してしまうかというと、お互いに干渉してしまうからです。建物は風や地震、車の振動などで常に動いています。また、外壁材は熱の影響で膨張・収縮を繰り返しています。外壁材が正常な状態を保つためには、これらの動きに追従している必要があります。

 

ここで話を戻しましょう。

もし、外壁材をピッタリと張ってしまったらどうなるでしょうか?

 

答えは簡単です。外壁材にかかる動きに対して逃げ場がなく、外壁材同士で衝撃を与えあう状態になるため、外壁材はいずれ割れてしまいます。

 

外壁に欠かせない、シーリング工事とは?

サイディングボードやALCパネルなどのボード型の外壁材は、このような性質があるため、外壁材同士の干渉を防ぐためにわざと隙間をあけて目地を設けているのです。

 

しかし、隙間をあけたままだと水が内部に入ってしまって実用的ではありません。ここで登場するのがシーリングです。

 

それではシーリングの役割を次にご説明いたします。

 

【シーリングの役割】

外壁に欠かせない、シーリング工事とは?

シーリングとは樹脂を原料とする充填材です。使用するときは粘度の高い液体でして、硬化するとゴムのように弾力性が出ます。ゴムのように伸びたり、縮んだりするため、建物や外壁材の動きに対して追従性を持ちます。

 

サイディングボードやALCなどの外壁材に設けた目地には、このシーリングを充填し、防水性を保ちます。また、建物は防水性の他に気密性を保つことも重要です。気密性とは、空気の流入を抑える性質のことで、現在の戸建て住宅は断熱性と同じくらいにこの気密性が重視されています。

 

冒頭でもお伝えしたとおり、建物には様々な隙間が存在します。このような隙間は水が内部に入ったり、空気の流入が多くなる原因となります。シーリングはこれらの防水性と気密性を保つために重要な充填材となっています。

 

【シーリングの劣化症状とメンテナンス時期】

外壁に欠かせない、シーリング工事とは?

【シーリングの劣化症状】

塗装と同様にシーリングも永続的なものではありません。

 

主に以下の症状が出ていましたら劣化しているサインですので、メンテナンスする時期です。

 

・ひび割れ

・変色

・収縮による隙間

・剥がれ

 

外壁に欠かせない、シーリング工事とは?

シーリングは環境により劣化速度が変わることも注意しておきましょう。シーリングは風雨や太陽の紫外線などが原因して劣化します。そのため日が当たる東側や南側は、他のところよりも劣化が早いということを押さえておいてください。

 

劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」もご参考にしてください。

 

【シーリングのメンテナンス時期】

外壁に欠かせない、シーリング工事とは?

シーリングを劣化したままにすると水が内部に入り込み雨漏りを起こす原因となります。また、気密性も下がるため、建物の機能性も低下してしまうでしょう。

 

大事なことは適切なタイミングでメンテナンスを行うことです。とくに雨漏りを起こしてしまうと被害は大きく、取り返しがつかなくなってしまう恐れがあります。雨漏りは建物の寿命をグッと縮めてしまう恐ろしいものですので、劣化が進む前にメンテナンスを行い、雨漏りを防ぎましょう。

 

一般的なシーリングの耐用年数は5〜10年ほどです。このくらいの年数が経過すると上記で挙げた劣化症状が現れてきます。また、前述したように環境によっては早くに劣化が出ることがありますので、普段からシーリングの状態を見ておくことも大切です。

 

シーリング工事については「コーキング工事を行う目的と必要性、メンテナンスのタイミングを解説します!」でも詳しく解説しておりますので、良ければこちらもご覧ください。

 

【耐久性を重視するなら「オートンイクシード」がおすすめです!】

外壁に欠かせない、シーリング工事とは?

いかがでしたか?シーリングのメンテナンスも大切なお住まいを維持するために大事なことです。シーリングが古いままだと、建物の機能性が低下するだけでなく、寿命を縮める恐れもありますので、タイミングよくメンテナンスを行なってください。

 

シーリング工事は外壁塗装と一緒に行われることが多いです。現在の塗料は技術が向上し、耐久性が高く非常に保ちが良くなりました。塗料の性能によってはシーリングの方が先に劣化する可能性がありますので、このような場合は、耐久性の高いシーリングをご検討してみてはいかがでしょうか?

 

当社がおすすめしているオート化学工業の「オートンイクシード」は、耐用年数が20年以上とかなりの耐久性を誇ります。耐久性を重視するなら、おすすめできるシーリング剤ですので、ぜひご検討してみてください。

 

詳しくはこちらの「コーキングについて」をご覧ください。

 

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