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外壁塗装の下塗り・中塗り・上塗りの役割とは?

投稿日:2019.5.8 更新日:2023.9.28

「初めて外壁塗装を依頼するけど、下塗り・中塗り・上塗りって必要?」
「外壁塗装の下塗り・中塗り・上塗りの役割を知りたい」
「外壁塗装業者とのトラブルを防ぐ方法を知りたい」

 

外壁の塗装を検討している方の中には、このように思う方は多いのではないでしょうか。

 

この記事では、外壁塗装の下塗り・中塗り・上塗りの役割について解説します。
外壁塗装の基本を把握し、大切な住まいの寿命を守りましょう。

 

これから外壁塗装を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

外壁塗装の下塗り・中塗り・上塗りの役割とは?

 

外壁塗装では、基本的に下塗り・中塗り・上塗りの三回に分けて塗装をおこないます。

 

一度や二度で塗装を終えた場合、塗装の効果を十分に発揮できなくなります。

 

外壁塗装の下塗り・中塗り・上塗りの役割をそれぞれ解説していきます。

 

 

下塗りの役割

 

外壁塗装の下塗りとは、塗装の基盤を整える工程です。

 

下塗りにはシーラーやフィラーといった、中塗りや上塗りとは異なる塗料を使用します。

 

外壁の小さな傷や隙間を埋め、塗料の密着を強める接着剤のような役割を持っています。下塗りをおこなわない場合、塗膜が外壁にしっかりと定着せず、塗装効果が薄れるケースがあります。

 

基盤である下塗りをしっかりおこなうことで、塗装の品質と持続性が確保されるため、重要な工程です。

 

 

 

中塗りの役割

外壁塗装の中塗りは、下塗りで整えられた基盤に上塗り(仕上げ)をするための準備です。

 

中塗りは、外壁と上塗り材の密着をより高める役割があります。
耐久性や防水性を高める役割も担っており、外壁の寿命を大きく延ばす要因となります。

 

この段階で下塗りの色が消え、外壁の大部分を形成します。しかし、中塗り段階では、色のムラや気泡などが発生してしまいます。

 

 

 

上塗りの役割

外壁塗装の上塗りとは、外壁塗装の仕上げの工程です。

 

中塗りで生じた色のムラや気泡を取り除き、塗料の効果を最大限発揮させる役割を担います。

 

中塗りの塗料が乾燥したあと、もう一度塗料を塗り重ねることで、中塗りで形成された保護層をさらに強めます。

 

紫外線や雨風によるダメージから外壁を守り、建物の美しさを長持ちさせるための重要な工程です。

 

 

【外壁塗装】中塗りと上塗りの適切な間隔とは?

 

外壁塗装をおこなう際、中塗りと上塗りに適切な間隔をあけることが重要です。

 

適切な間隔を開けることで、塗料の効果が長持ちし、外壁の耐久性が向上します。

 

 

中塗りと上塗りの適切な間隔

外壁塗装における中塗りと上塗りの適切な間隔は、温度や湿度によって適切な時間が異なります。

 

例えば、気温が暖かくて乾燥している春や秋などの季節の場合、塗料を乾燥させるのに3〜4時間の間隔が必要です。

 

また、気温が10度以下の季節や湿度が85%以上の場合、塗料を完全に乾燥させるためには5〜6時間の間隔が必要になります。

 

適切な時間を開けずに、一日に下塗りから上塗りまでの3工程を無理におこなう業者も存在するので、注意が必要です。

 

 

 

中塗りと上塗りの間隔が短い場合に起きる不具合

中塗りが完全に乾燥していない状態で上塗りが施されると、以下のような症状が現れる可能性が高まります。

 

・塗膜が不安定になり、はがれやすくなったり、気泡が入りやすくなる
・塗装の仕上がりが不均一になり、美観が悪くなる
・乾燥不足により光沢が消失する
・外壁と塗料の密着度が弱まり、凹凸やひび割れができる

 

 

 

中塗りと上塗りの間隔が長い場合に起きる不具合

中塗りと上塗りとの間隔が長すぎる場合、以下のような症状が現れる可能性が高まります。

 

・中塗りと上塗りの密着度が弱まり、塗料が剥がれやすくなる
・中塗りの乾燥時間にホコリが付着し、表面が凹凸になる

 

これらの症状は、仕上がり直後には気づかず、後からトラブルにつながるケースがあります。塗装工事の段階で乾燥時間が適切かどうかを確認しておく必要があります。

 

 

【外壁塗装】上塗り塗料の種類と費用相場

 

 

外壁の上塗りに使用する塗料には主に3種類あります。

 

・ウレタン塗料
・シリコン塗料
・フッ素塗料

 

それぞれの塗料には特性や長所があり、費用も異なります。

 

 

 

ウレタン塗料

ウレタン塗料は、柔軟性と高い密着性を持つ塗料です。

 

1平方メートルあたりの費用相場は、1,500円〜2,500円程度。

 

延びが良く手頃な価格で施工できるメリットがある反面、耐久性は他の塗料に劣るため、長持ちさせたい方や頻繁なメンテナンスを避けたい方には不向きです。

 

 

 

シリコン塗料

シリコン塗料は、値段と機能性のバランスがとれた人気の高い塗料です。

 

1平方メートルあたりの費用相場は、2,000円〜3,000円程度。
優れた撥水性や防汚性を持ち、美しい美観を保つことができます。コストパフォーマンスを求める方におすすめです。

 

 

 

フッ素塗料

フッ素塗料は、高い耐久性を持ち、色褪せや劣化に強い塗料です。

 

1平方メートルあたりの費用相場は、3,500円〜5,000円程度。
初期費用は高いですが、10年以上の長持ちが期待できます。長期のメンテナンスを避けたい方におすすめの塗料です。

 

 

 

外壁塗装のトラブルを防ぐ方法

外壁塗装業者のなかには、手抜き工事をおこなうなどの悪徳な業者も存在します。
適切な業者選びを怠ると、思わぬトラブルに巻き込まれるリスクがあります。

 

トラブルを回避するための具体的な方法は、以下の3つです。

 

・相見積もりを依頼する
・工事の工程を目視で確認する
・信頼や実績が高い塗装業者を選ぶ

 

それぞれ解説します。

 

 

 

相見積もりを依頼する

外壁塗装のトラブルを回避するには、複数の業者から相見積もりを取得することが重要です。

 

相見積もりをおこなうと、外壁塗装の相場感を掴むことができ、不当に高い料金を請求する業者や、異常に安い料金で施工をおこなう怪しい業者を見極めることができます。

 

また、業者間のサービス内容の違いを比較することで、自分のニーズに合った業者を選ぶ手助けとなります。

 

 

 

工事の工程を目視で確認する

塗装工事の進行状況を実際に目視で確認することで、施工内容が契約通りであるか、手抜き工事がおこなわれていないかをチェックできます。

 

塗装工事では、特に以下の2つを確認しましょう。

 

・「下塗り・中塗り・上塗り」の3つの工程がおこなわれているか
・適切な間隔を確保して塗装がおこなわれているか

 

工事段階で工程の確認ができると、後から発生する可能性のあるトラブルを未然に防ぐことができ、安心して工事を進められます。

 

 

 

信頼や実績が高い塗装業者を選ぶ

信頼や実績が高い塗装業者を選ぶことは、トラブルを防ぐ方法の一つです。

 

口コミや評価サイト、過去の施工実績などを確認し、多くの顧客から高い評価を受けている業者を選ぶことで、質の高い施工が期待できます。

 

信頼が高い塗装業者は、アフターサポートもしっかりとおこなってくれるため、工事後の不具合やトラブルにも迅速に対応してくれます。

 

 

 

まとめ

・下塗りとは、塗装の基盤を整える工程
・中塗りは、外壁と上塗り材の密着をより高める役割がある
・上塗りとは、外壁塗装の仕上げの工程
・外壁塗装における中塗りと上塗りの適切な間隔は、温度や湿度によって適切な時間が異なる
・外壁の上塗りに使用する塗料は、ウレタン塗料・シリコン塗料・フッ素塗料の3つ

 

この記事では、外壁塗装の下塗り・中塗り・上塗りの役割について解説してきました。上記のポイントを参考に、外壁塗装を検討してみてください。

 

当社では、累計3000棟以上の施工実績をもとに、外壁塗装の相談対応や見積もりを無料でおこなっています。

 

気になる点があれば、ぜひお気軽にご連絡ください。

 

 

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