外壁塗装はしなくても問題ない!?
投稿日:2019.9.13 更新日:2023.12.26
外壁塗装を行う目的はご存知ですか?
外壁塗装を行う目的は主にこちらの3つがあります。
・建物の風化を守るため
・建物の美観性を保つため
・機能性を付加させるため
いつまでも大切なお住まいで住みつづけていくためには、定期的な外壁塗装が欠かせません。
しかし、「外壁塗装はしなくても問題ない?」というご意見も時々お見かけします。
それは本当でしょうか?
本記事では、外壁塗装は本当に必要性について深掘りしていきたいと思います。
目次
【外壁塗装はしなくても問題ない?】
外壁塗装は高額工事の部類に入るため、目的や必要性などをしっかり押さえておくことが大事です。
ここでは、よく聞かれる「外壁塗装は10年目」が本当か、外壁塗装の必要性、塗装しないリスクなどを解説いたします。
【1.「10年経ったら外壁塗装」は本当に必要か?】
「10年目は外壁塗装が必要」というお話をよく耳にしませんか?
10年というと意外とあっという間にくるものです。
戸建て住宅の平均的な寿命は30年程度ですから、その期間で考えると寿命を迎えるまで外壁塗装を2〜3回行うことになります。
「工事回数が思っているよりも多い」や「え!外壁塗装は1回やればいいんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
まず、結論から申しますと、10年経ったら外壁塗装を考えていただく時期です。
ですが、外壁塗装を行うかどうかは、家の状態や仕様、お客様のご希望で大きく左右されるということが実情です。
例えば、無機塗装されたサイディングのお家の場合は、10年目だとまだ塗装する時期ではないかもしれません。
実際のところ塗装を行うべきか建物の状態を現地で診断してから判断することが重要なのです。
大和工業は無料で建物診断を実施しております。
診断後はお客様のご要望に沿って最適な工事プランをご提案いたします。
無料診断はこちらの「プロが見る無料診断」をご覧ください。
【2.塗装工事はなぜ必要?】
建物は常に風雨や太陽光にさらされています。
この環境下で劣化しないものは、今のところありません。
劣化の速度は素材により異なりますが、10年も経過すればそれなりに劣化症状が現れてきます。
よく見られる劣化症状が色褪せやチョーキング、クラックです。
正常な状態であれば塗膜が外的な汚染から防いでくれますが、劣化症状が発生すると、今度は建物そのものにダメージを負わせてしまいます。
ダメージを負いつづければ、当然ですが建物の老朽化は早まり、平均的な寿命とされている30年にも満たないうちに駄目になってしまうでしょう。
塗装は建物を保護し、寿命を延ばす役割を果たしています。
【3.塗装をしないとどうなるのか】
【2.塗装工事はなぜ必要?】でお伝えしたとおり、塗装しなければ建物を保護できなくなります。
15年も経てば一般的な屋根は、剥がれや割れなどの症状が発生します。
屋根材が破損しても直接的な雨漏りを起こす原因とはなりませんが、破損物が飛散して近隣に被害を与える危険性はあります。
また、ルーフィング(防水シート)が正常でも、屋根材が破損することで外側にルーフィングが露出して傷つけてしまう可能性があります。
ルーフィングは屋根防水の要です。
傷がつくと内部に水が浸透して雨漏りを起こします。
ルーフィングの寿命は20年程度です。
寿命を超過すれば機能を果たせなくなり、雨漏りを起こすリスクを高めるでしょう。
外壁の場合は、塗装の他にコーキングのメンテナンスも必要です。
コーキングは建物の防水や気密性を保つ役割があり、目地や部材の接合部、取り合い部などに施工されています。
外壁目地のコーキングが劣化するとひび割れや剥がれ、破断、縮みなどの劣化症状を起こします。
このような症状が発生している場合、雨水が内部に侵入しやすくなり、雨漏りを起こす要因となってしまいます。
コーキング工事についてはこちらの「コーキング工事を行う目的と必要性、メンテナンスのタイミングを解説します!」をご覧ください。
一般的なサイディングなら20年程度の耐久性を持ちます。
しかし、これはあくまでも外壁材としての耐久性を保つということであり、その役割を持続させるためには、定期的に塗装をして防水性を保っていなければなりません。
ある程度年数が経てば汚れやくすみなども目立つようになります。
美観性を保つことが建物の保護と維持コストを抑えることに繋がります。
【4.結局、塗装は必要なのか】
外壁塗装は原則10年に一度が一般的なサイクルです。
しかし、建物の状態や仕様、お客様のご希望で塗装時期が大きく左右されるということも踏まえておかなければなりません。
例えば、近いうちに引越しや建て替え、増改築などを控えている方は、コーキング工事などの応急処置で留めておく方が得策な場合もあります。
また、無機コーティングなど機能性が長期間持続する外壁材は、10年目だとまだ塗装するには早いかもしれません。
外壁塗装は長期的に計画しましょう。
戸建て住宅の持続期間を30年とした場合、どれくらいのサイクルで塗装を行うかを計画し、それを可能にする塗料をお選びください。
一般的なシリコン塗料なら耐用年数が10〜15年程度なので、10年サイクルが目安となります。
20年目以降は、塗装以外に他のところも劣化してきます。
状態によっては塗装よりも張り替えや葺き替えなどが適している場合もあります。
状態などさまざまな条件で工事内容や時期が異なるため、定期的に専門業者に建物の状態を見てもらうことをおすすめします。
大和工業は無料で建物診断を実施しており、お客様のご希望に沿って最適な工事プランをご提案しております。
その場の工事だけでなく、長期的な目で工事をご提案させていただきますので、お住まいのメンテナンスのことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
無料診断はこちらの「プロが見る無料診断」をご覧ください。
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