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【外壁塗装】ローラー・刷毛・吹付け塗装工法の違い

投稿日:2022.7.30 更新日:2023.7.13

【外壁塗装】ローラー・刷毛・吹付け塗装工法の違い

 

外壁塗装を初めてされる方は、外壁塗装にはどのような工法があるのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

一般的な工法には「ローラー塗装」「刷毛塗装」「吹き付け塗装」の3種類があります。それぞれ3つの工法の特徴などが分かれば、外壁塗装を依頼する際の不安が軽減できます。

この記事では、3つの工法の特徴やメリット・デメリットについて紹介していきます。また現在主流になっているローラー塗装について、より詳しく解説します。

 

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【外壁塗装】ローラー・刷毛・吹付け塗装工法の違い

 

外壁塗装の一般的な工法について

「ローラー塗装」「刷毛塗装」「吹き付け塗装」は、外壁塗装で主に採用されている工法です。どの工法が一番優れているというわけではなく、建物の立地条件や外壁材、塗る箇所によって適した道具を使用します。また、塗料の性能を最大限に引き出すためにも、塗料に適した塗装工法を選ぶ必要があります。

ここでは、3つの工法の特徴やメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。

 

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ローラー塗装

毛やスポンジ状のローラー部分に塗料を含ませて、ローラーを転がしながら塗装する工法です。作業性が高くバランスの取れた工法のため、外壁塗装の塗り替えでは主流となっています。ローラーのサイズや毛足の長さはいろいろ種類があるので、塗装する箇所に合わせて使い分けます。

平らで広い範囲の外壁には短毛タイプを使用し、凹凸がある箇所には長い毛足の長毛タイプのローラーを使用します。

 

ローラー塗装によるメリット
  • ・扱いやすく、均一に塗りやすい。
  • ・塗料が飛散しにくいため、塗料を無駄にすることが少ない。
  • ・広い面積を一気に塗装できる。
  • ・塗料を厚く塗りやすい(他の工法と比較した場合)

 

ローラー塗装によるデメリット
  • ・細かい箇所の塗装には不向き。
  • ・塗装する箇所に合わせたローラーが必要。
  • ・吹き付け工法よりも塗装作業に時間がかかる。
  • ・扱いやすいがある程度の技術は必要。

 

【外壁塗装】ローラー・刷毛・吹付け塗装工法の違い

 

 

刷毛塗装

 

日本の伝統的な工法です。化学繊維や動物の毛を素材とした刷毛を使って塗装する工法です。ローラーや吹き付け工法と比べて経験と技術を要し、仕上がりを左右する工法です。

また、塗装する箇所や形状に合わせて、刷毛の種類を使い分けます。平らな箇所は平刷毛、粘土の高い塗料で塗装する際は寸筒刷毛、角や隅を塗装する際には筋交い刷毛を使用します。また、ローラーや吹き付け工法では塗装しきれない箇所を塗装する際に、刷毛を併用して使います。

 

 

刷毛塗装のメリット

 

  • ・小回りがきくため、扱いやすい。
  • ・細かいところや複雑な形状や狭い面積を塗装するのに最適。
  • ・塗り残した箇所があった場合のタッチアップに便利。

 

 

刷毛塗装のデメリット

 

  • ・仕上げに時間がかかる
  • ・面積の広い部分には不向き。
  • ・塗りムラが生じやすい
  • ・きれいに仕上げるには職人の高い技術力が必要。

 

 

吹き付け塗装

 

スプレーガンとよばれる道具を使って、塗料を吹き付ける工法です。空気の力を利用し、塗料を加圧して粒子状にして吹き付けます。ローラー工法が主流になる以前には、吹き付け工法が一般的でした。リシン吹きと呼ばれる工法は、吹き付け工法だけでしか行えない工法です。塗料に細かい砂利や砂を混ぜて吹き付ける塗装方法で、砂の凹凸で砂壁風の塗装に仕上がります。

 

 

吹き付け塗装のメリット

 

  • ・作業スピードが早い。
  • ・複雑な模様や重厚感のある雰囲気を表現できる。
  • ・広い面積を効率的に塗装ができる。

 

 
吹き付け塗装のデメリット

 

  • ・塗料が飛散しやすいため、養生の手間が多くなる。
  • ・風に塗料が流されやすいので、天候に左右される。
  • ・塗装中の機械音がうるさい。
  •  

ローラーの種類

現在、外壁塗装で主流になっているローラー塗装ですが、基本的には「ウールローラー」と「砂骨ローラー」の2種類です。塗料や塗装する箇所などに合わせて選びます。

 

 

ウールローラー(毛足の長さで使い分け)

 

ローラー塗装のなかでも一番使用頻度が高いローラーです。ウールのような柔らかい繊維でできているため、ウールローラーとよばれています。塗膜を均一に保ちやすく、模様がある外壁面にも適しています。

比較的塗りやすいので仕上がりに差が出にくいローラーです。

 

・毛足の長さは3種類です。

短毛ローラー(5㎜前後)平らな箇所の塗装に適しています。

中毛ローラー(13㎜前後)短毛と長毛の中間の毛の長さです。

長毛ローラー(20㎜以上)凹凸のある箇所に適しています。

 

 

砂骨ローラー(粘度の高い塗料で使う)

 

細かい砂などが混ざっているローラーです。「マスチックローラー」「多孔質ローラー」などの名称で呼ばれることもあります。たくさん空洞の中に塗料を吸い上げることができるので、塗膜を厚くしたいときや粘土の高い塗料を塗る際に使用します。

 

【外壁塗装】ローラー・刷毛・吹付け塗装工法の違い

 

 

ローラー塗装の予備知識

現在、外壁塗装工事の約80%はローラーで塗装しています。塗料の種類・用途に合わないローラーや、品質の悪いローラーを使用すると、塗膜の中に空気が入り込む場合があります。その結果、仕上がりが美しくなかったり、塗膜全体の耐久性が大きく低下してしまったりするなどの不具合が起きます。

この他にも、ローラーが原因となる以外に塗膜の中に空気が入り込んでしまうことがあります。主な原因としては次のようなことが考えられます。

 

 

ローラーを押さえる力

塗装面を押さえるようにローラーを動かすと、塗装の泡立ちは少なくなりますが泡は大きくなります。逆に、塗装面に対して弱い力でローラーを動かすと、泡立ちは多くなりますが、泡は小さくなります。

塗装する際には、ローラーを押さえる力のバランスが重要です。

 

 

ローラーを動かす速さ

ローラーが回転する速さを上げると、塗料が飛び散りやすくなります。ローラーを動かす最適な速さは、0.3m/秒〜0.5/秒程度です。

 

 

塗料の粘度

ローラーの種類だけでなく、塗装する季節・塗装面の素材・塗料の種類を考慮しないで塗装すると、塗膜の中に空気が入り込む場合があります。塗料の粘度を必要に合わせて調節することが大切です。

 

 

ローラー塗装で必要な乾燥時間

塗装する時間がかかり過ぎると、塗料が塗装面に定着して塗料の粘性が上がります。そのため、何度も同じ箇所をローラーで塗り重ねないように注意が必要です。きれいに仕上げるための理想のローラー回数は往復2〜3回です。

 

 

▶屋根塗装の際には外壁塗装も一緒に行うことがおすすめです。足場代が一度で済むため経済的です。

 

こちら「外壁塗装と屋根塗装はセットでおトク」をご覧ください。

 

【外壁塗装】ローラー・刷毛・吹付け塗装工法の違い

 

▶当社では施工後のアフターフォローも充実しています。こちら「安心の定期訪問サポート」をご覧ください。

 

まとめ

外壁塗装の工法について、「ローラー塗装」をメインに「刷毛塗装」「吹き付け塗装」の3つをご紹介してきました。外壁塗装をお考えの方には、どのような工法でどのようなことに注意しながら塗装していくのかを事前に知っていただくことで、安心して外壁塗装のメンテナンスができるかと思います。参考にしていただければ幸いです。

 

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