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屋根カバー工事をオススメする理由

投稿日:2019.12.6 更新日:2023.10.2

「屋根カバー工事とは何か知りたい」
「屋根カバー工事をするメリットやデメリットを把握したい」
「屋根カバー工事をおすすめするケースについて知りたい」

 

屋根カバー工事を検討している方の中には、このように思う方は多いのではないでしょうか。

 

この記事では、屋根カバー工事のメリットやデメリットについて詳しく解説します。
これから屋根のカバー工事を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

屋根カバー工事とは何か?

 

 

屋根カバー工事とは、既存の屋根に新しい材料を被せて修復・補強する工事を指します。
古い部分の上に新しい部分を重ねてつくるので、重ね葺き工事とも呼ばれます。

 

屋根カバー工事によって、屋根は新しい外観になるとともに、耐候性や耐久性が向上します。
特に日本の多様な気象条件では、屋根は頻繁に雨風や紫外線にさらされるため、屋根の定期的なメンテナンスが不可欠です。

 

しかし、屋根カバー工事は、快適な生活環境を維持するための有効な工事方法の一つになります。

 

 

 

屋根カバー工事のメリット

屋根カバー工事のメリットは、以下の3つです。

 

・廃材がほとんどでない
・施工期間が短い
・住宅の断熱性が上がる

 

それぞれ解説していきます。

 

 

廃材がほとんどでない

屋根カバー工事は、古い屋根を取り外すことなく、新しい建材を重ねて施工する手法です。

 

この方法により、屋根の解体にかかる費用や、廃材処理のコストを抑制することができるため、環境へ与える影響も低減します。

 

 

施工期間が短い

屋根カバー工事は、工程が少なくシンプルであるため、工事完了までの期間が短くなる点が特徴です。

 

工事項目 工事期間
屋根カバー工事 約5日間
葺き替え工事 約10日〜15日

葺き替え工事の場合、屋根に手を加える際、足場の組み立てが必要となり、住居への出入りを困難にしたり、窓の開閉を制限したりなどの問題が発生します。
さらに、作業音が近隣へ迷惑になっていないかなど、心理的な不安を抱えてしまうことも考えられます。

 

しかし、屋根カバー工事は工事期間が短いため、すぐに通常の生活に戻ることが可能です。

 

 

 

家の断熱性が上がる

屋根カバー工事をおこなうことで住まいの断熱性が向上します。

 

屋根の古い部分と新しい部分の二重構造になるため、夏の紫外線や冬の寒気を防ぎ、屋外から暑さや寒さを伝わりにくくします。

 

また、屋根に当たる雨音も軽減できるので防音効果もあります。

 

 

 

屋根カバー工事のデメリット

屋根カバー工事には、メリットだけでなくデメリットも存在します。

 

・耐震性が低下する
・屋根内部の修理や点検が困難
・カバー工事できない屋根がある

 

それぞれ解説していきます。

 

 

 

耐震性が低下する

屋根カバー工事では、新しい材料が既存の屋根に追加されるため、屋根の重量が増加します。

 

屋根が重たくなると、建物全体の重心が上がり、家の耐震性が低下します。

 

最近では比較的軽量のカバー屋根も販売していますが、それでも重量は重くなるため地震発生時のリスクが高まります。

 

 

 

屋根内部の修理や点検が困難

屋根カバー工事の施工により、屋根の内部の修理やメンテナンスが困難になります。
これにより、屋根の内部で問題が発生した場合、早期の発見や対応が困難になる可能性があります。

 

また、屋根カバー工事を施工した後に、再び屋根工事が必要になった場合、一般的な修理よりも時間や金額が高くなる場合があるので、注意が必要です。

 

 

 

カバー工事できない屋根がある

屋根カバー工事では、屋根カバーを取り付けられない屋根があります。

 

屋根カバー工事でカバーを取り付けるためには、屋根が平らな形状である必要があります。形状が波型の屋根材を使用している場合は、屋根カバーを取り付けるのが困難です。

 

例えば、スレート屋根、金属屋根、アスファルトシングルなどの場合は屋根カバー工事可能ですが、瓦屋根の場合は屋根カバー工事はできません。

 

 

 

屋根カバー工事をおすすめするケース

屋根カバー工事をおすすめするケースは以下のとおりです。

 

・屋根の工事費用を安く済ませたい場合
・アスベストが含まれている場合
・数年以内に家を引越し・解体する予定がある場合

 

それぞれ解説していきます。

 

 

 

屋根の工事費用を安く済ませたい場合

屋根カバー工事は予算を重視する方におすすめです。

 

廃材の撤去や処理にかかるコストがないため、通常の葺き替え工事に比べて工事費用が安いケースが多いです。

 

工事項目 相場費用
屋根カバー工事 約80万〜140万円
葺き替え工事 約140万〜200万円

屋根を保護しつつ、経済的な負担を軽減できます。

 

 

 

アスベストが含まれている場合

屋根材にアスベストが含まれている場合、屋根カバー工事が推奨できます。

 

通常の工事では、アスベストの飛散リスクを抑えるためにかかる費用や、アスベストを含む廃材を処理する費用が別途かかります。

 

また、アスベストによる健康被害や環境問題の抑制にも繋がります。

 

 

 

数年以内に家を引越し・解体する予定がある場合

数年以内に引越しや解体を予定している場合、屋根カバー工事が望ましいです。

 

屋根カバー工事の耐用年数は、一般的に約15年〜20年といわれています。

 

耐久性が通常の葺き替え工事と比較して劣るため、長期間の利用を前提としないケースでの利用が適しています。

 

 

 

屋根カバー工事をおすすめしないケース

屋根カバー工事では、おすすめできる場合だけでなく、おすすめできないケースもあります。

 

屋根カバー工事をおすすめしないケースは以下のとおりです。

 

・屋根から雨漏りの経験がある場合
・地震でよく揺れる場合
・リフォームをおこなう可能性がある場合

 

それぞれ解説していきます。

 

 

 

屋根から雨漏りの経験がある場合

屋根から雨漏りの経験がある場合、屋根カバー工事はおすすめできません。

 

劣化がある屋根の上から新しい屋根を被せても、内部の屋根の腐食が進行する可能性があります。

 

屋根カバー工事のあとに、再度、内部の屋根を修復するのは困難なため、他の工事方法を検討する必要があります。

 

 

 

地震でよく揺れる場合

地震が多い地域に住んでいる場合や、地震が発生すると住宅が大きく揺れる場合は、屋根カバー工事は不向きです。

 

屋根カバー工事をおこなうと住宅の耐震性が低下する可能性があります。

 

安全性を確保するためにも、通常の葺き替え工事の方が適しています。

 

 

 

リフォームをおこなう可能性がある場合

将来的にリフォームを検討している方は、通常の葺き替え工事がおすすめです。

 

屋根カバー工事のあとにリフォームをおこなうと、せっかく設置した新しい屋根材を剥がす際のコストが増えます。

 

リフォームを計画をしている場合は、屋根の工事方法を適切に選択することが重要です。

 

 

 

まとめ

・屋根カバー工事とは、既存の屋根に新しい材料を被せて修復・補強する工事
・屋根カバー工事のメリットには、「廃材がほとんどでない」「施工期間が短い」などがある
・屋根カバー工事のデメリット一つは、住宅の耐震性が低下する
・屋根カバー工事では、おすすめできる場合と、おすすめできない場合がある

 

この記事では、屋根カバー工事のメリットやデメリットについて解説してきました。上記のポイントを参考に、屋根カバー工事について正しい知識を身に付けましょう。

 

当社では、累計3000棟以上の施工実績をもとに、住まいの無料診断がおこなえます。
屋根カバー工事についてご不明な点や気になることがありましたら、ぜひ当社までご連絡ください。

 

 

 

 

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